親愛なる祈りの家族のみなさん。
4月20日はイースターです。あなたはイースターを心の中でどのように受け止めておられますか。イエス・キリストの復活はご存知と思いますが、その復活があなたのためであったということを知っておられたでしょうか。イースターがあなたにとってどんなに大切で素晴らしい約束を表しているのかをしっかりと心にとめてくださるよう願っています。
日本ではクリスマスは毎年盛大にお祝いしますが、イースターは一般にはあまり話題に上りません。冷たく死んだように凍りついていた大地を破って植物がいのちを吹き返したように緑の芽を出し始め、枯れ木のようだった枝枝がいっせいに美しい花を咲かせるこの時期は、復活について思いをはせるのにまたとない機会です。特に、イエス・キリストの復活を知っているクリスチャンにとって、復活は特別な意味があります。
イースターは日本ではあまり一般には話題にのぼらないため、もしかすると多くのクリスチャンが、イースターのことを知っているだけでその意味をあまり真剣に考える機会を持たないでいるかも知れません。そこで、今自然界の全てのものが命を生き生きと躍動させ始めるこの時期に、皆さんとご一緒にイースターの特別な意味をしっかりと考えてみたいと思います。
イエス・キリストの復活は誕生と並んで重要な出来ごとです。イエス・キリストの復活によって私たちはこの世に生かされている本当の意味を教えられ、自分の存在している目的がはっきり分かるようになるのです。
言い換えれば、イエス・キリストの復活のゆえにあなたの人生は無意味ではなく、はっきりとした目的を持つのです。今もこれからもあなたは生まれてきてよかったと思いつつ生きることができるのです。
最近、母が怪我で入院したため、病院を訪れる機会が多くなりました。特に大勢の老人が病を負い、痛みを負って入院している姿を見て「彼らの人生が復活の希望を持たないままで終わってはいけない」と感じました。
人は誰でも肉体的には年とともに弱っていくように見えます。けれども、それは外側だけのことで、内側にある霊的ないのちは、イエス・キリストによる贖いの完成を目指して日々新しい希望を与えられているのです。ですから、誰でもイエス・キリストにつながっているなら、与えられた肉の体を生き抜いて、そのいのちをキリストの復活によって保障されている永遠のいのちへとつないでいくことができるのです。私が病院で見た人々の一人一人がこの希望をいだいて毎日喜んで療養に励むならどんなによいかと思いました。
また、連日テレビなどのニュースは戦争の痛ましさを繰り返し伝えています。多くの人々が独裁者によって何10年にもわたって苦しめられ続け、その上戦争の犠牲となって傷つき死んで行くのを見て、「彼らの人生があのように惨めなままで終わってはいけない」と強く思います。復活の希望がなければ、彼らの人生はあまりにも中途半端です。復活の希望がなければ、死は永遠の終わり、永遠の滅びだからです。地球上にはもっと厳しい環境の中におかれ、もっと惨めな人生を強いられ、そのまま死んでいく人々もたくさんいるに違いありません。
政治がどのように変わっても、世界の経済がどう動いても、大切なのは一人一人の命です。なぜなら、それは地上の生涯だけで終わるのではなく永遠に続くものだからです。ですから、地上の命をどのように生き、どのように永遠のいのちにつないでいくかが大切なのです。
神は人をご自分のかたちに似たものとして創造し、その大きな愛のゆえに、ご自分の血による代価で罪から贖い出してくださいました。人々が惨めな人生のままで消えていくことを、神は決して望んではおられません。
けれども、それだけでは私たちは罪の結果である滅びを免れたというだけです。私たちに対する神の大きな恵みはそこからさらに大きな恵みへと続くのです。それは、イエス・キリストの復活によって保証された永遠のいのちです。
どうかこのことを忘れないでください。あなたの命は地上の生涯で終わりになるのではありません。地上の生涯は永遠のいのちのほんの始まりに過ぎないのです。ですから、今の状態がどのようであっても、イエス・キリストにあっては喜びと希望を失うことはないのです。
私たちは時間の制約を受けて生きているために、永遠というものがどういうものかを正しく理解できません。永遠というのは、ただ無限に長い時間というだけではなく、時間を越えて、今も、これからもすべての時の経過を含むものです。
しかし、愛する人たち。あなたがたは、この一事を見落としてはいけません。すなわち、主の御前では、一日は千年のようであり、千年は一日のようです。
(ペテロ第二3章8節)
永遠のいのちは、イエス・キリストを心に信じて受け入れたときから、あなたの中ですでに始まっているのです。イエス・キリストを信じたときからあなたの現在もこれからも、永遠もすべてが変えられているからです。
私が神の御子の名を信じているあなたがたに対してこれらのことを書いたのは、あなたがたが永遠のいのちを持っていることを、あなたがたによくわからせるためです。
(ヨハネ第一5章13節)
イースターはあなたにとっても私にとっても特別な日です。神がイエス・キリストの復活によって、死を超えたいのちに大きな期待と希望を持つことができることを私たちに保証しておられるからです。
あなたは本当に愛されているのです。
レックス・ハンバード世界宣教団
日本主事 桜井 剛
世界一周祈りのマラソン2003年4月
ドイツ
人口8千2百万、クリスチャン69%
熱心なクリスチャンに批判的な人々が信仰に目覚め主と出会えるよう。
ポーランド
人口3千9百万、クリスチャン90%
道徳的退廃が目立つ若者たちが未来に希望を持てるよう。
チェコ
人口1千万、クリスチャン53%
共産主義の脅威と迫害が去った今、人々の信仰が強められるよう。
スロバキア
人口5百40万、クリスチャン83%
古いキリスト教の伝統のある国に新しいビジョンが与えられるよう。
オーストリア
人口8百万、クリスチャン90%
名前だけのクリスチャンが国の文化を築いてきた信仰に目覚めるよう。
ハンガリー
人口1千万、クリスチャン92%
急な変化に戸惑いアル中や迷信が多い。教会が社会に浸透できるよう。
ルーマニア
人口2千2百万、クリスチャン88%
迫害が終わり急に自由と豊かさを得た人々が物質主義に陥らないよう。
モルドバ
人口4百4十万、クリスチャン95%
福音を聞いたことのない1000を超える小さな村とジプシーのため。
ユーゴスラビア(セルビア、モンテネグロ)
人口1千万、クリスチャン68%
戦乱後の国民が希望を持って新しい国を築いていけるよう。
ブルガリア
人口8百万、クリスチャン80%
伝統宗教が排他的、道徳的に退廃、犯罪が増加。福音が浸透するよう。