親愛なる祈りの家族のみなさん。
あなたが自信を持って毎日を生きてくださるようにと願いながら、私はこの手紙を書いています。
なぜなら、私たちはひとりひとりが神の手づくりであって特別な存在だからです。だれひとりとして同じ人はいません。ほかの人と同じである必要はないのです。人はそれぞれが、独特の方法で神の恵みを受けているのです。
神は私たちひとりひとりの名前を呼んで個人的に見てくださっているのです。その事実は聖書のいろいろなところにはっきりと書かれています。
イエスは「私は良い羊飼いである」と言い、この言葉を弟子たちに残しました。
彼は自分の羊をその名で呼んで連れ出します。(ヨハネ10章3節)
預言者イザヤはイスラエルの人々に神の言葉をこのように伝えました。
「恐れるな。わたしがあなたを贖ったのだ。わたしはあなたの名を呼んだ。あなたはわたしのもの。」
(イザヤ43章1節)
また、イザヤは自分自身についてもこう証言しています。
主は、生まれる前から私を召し、母の胎内にいる時から私の名を呼ばれた。
(イザヤ49章1節)
主はあなたに対しても同じように、あなたの名前を呼び、あなたを個人的に扱ってくださいます。あなたは大勢の中の一人ではなく、神とあなたとの関係はたった1つしかないのです。
教会暦によると、もうしばらくするとペンテコステの日が来ます。ペンテコステの日は五旬節ともいい、過ぎ越しから数えて50日目にあたります。
この日は、イエスに従っていた人々がはっきりとしたしるしを伴って聖霊を受けた日であるということが、聖書に書かれています。新約聖書の使徒の働きを見ると、聖霊を受ける前と受けた後とでは弟子たちの生き方に大きな変化が見られます。彼らは自信を持って大胆に生きるようになりました。
五旬節の日になって、みなが一つ所に集まっていた。すると突然、天から、激しい風が吹いてくるような響きが起こり、彼らのいた家全体に響き渡った。また、炎のような分かれた舌が現われて、ひとりひとりの上にとどまった。すると、みなが聖霊に満たされ、御霊が話させてくださるとおりに、他国のことばで話しだした。(使徒の働き2章1-4節)
ここで注目したいことは、みんなが同じ場所に一緒に集まっていたのに、聖霊はひとりひとりの上に個別にとどまったと書かれていることです。聖霊が与えられることは、十字架にかかる前からイエスが弟子たちに約束しておられたことです。その約束がイエスを信じる者ひとりひとりの上に実現したのです。
聖霊は私たちの心の中に住んで、イエスが次のように約束されたとおり、あなたを助けてくださいます。
「わたしは父にお願いします。そうすれば、父はもうひとりの助け主をあなたがたにお与えになります。その助け主がいつまでもあなたがたと、ともにおられるためにです。その方は、真理の御霊です。世はその方を受け入れることができません。世はその方を見もせず、知りもしないからです。しかし、あなたがたはその方を知っています。その方はあなたがたとともに住み、あなたがたのうちにおられるからです。」
「しかし、助け主、すなわち、父がわたしの名によってつかわされる聖霊は、あなたがたにすべてのことを教え、またわたしが話しておいたことを、ことごとく思い起させるであろう。」
(ヨハネ14章16、17、26節)祝福のメッセージも参照してください。
私は最初に「自信を持って毎日を生きてくださるよう願っています」と書きましたが、その理由はここにあるのです。イエスは私たちを聖霊によってひとりひとり個別に導いて助けてくださっているのです。
私たちはしばしば自分をほかの人と比べてしまい、「私はあの人よりも劣っていてだめだ」とか「私はあの人のように恵まれていないから不幸だ」と思ったりします。もっと悪いことは、ほかの人を自分よりも能力がないかのように見て軽んじたり見下したりしてしまうことです。しかし、実際にはその人をも神が造られ、特別に愛しておられるのです。かけがえのない大切な人です。
私は子供の頃、ビー玉を集めて大切にしていました。大人たちにはどれも同じ、価値のないガラスの玉に見えたことでしょう。けれども、私には透きとおった玉の一つ一つがそれぞれが違うものでした。ある日、遊びに来た友達にそれを分けてあげようとしましたが、どれにしようか長い時間迷っていたのであきれられてしまいました。それほど、一つ一つが私の大切な宝物だったのです。
テレビでも、新聞や雑誌でも、こぞって流行やブランドを宣伝します。「これがあればあなたは流行の先端をいき、これを持っていればあなたは価値のある人間に見られる。」と、身に着ける物や持ち物で人の値打ちをはかり、それを持っていなければ価値がなく、そのようにしなければ美しくはないかのように思わせるのです。それに乗せられてはいけません。何が良いものか、どう生きることが最善かは神と自分との間で決めることです。誰がどう思っても、自分の中に住んで、神の御心に沿った人生を歩むよう導いておられる聖霊の声に従うことが一番大切です。人にはそれぞれ何ものにも代えることのできない固有の価値があって、神はそのままのあなたを何にも代えがたいものとして見てくださり、ますます、そうなるよう助けてくださっているのです。それゆえに、一人の人を罪から救うために、独り子、イエス・キリストをくださったのです。世界中に何十億の人がいても、神はあなたを求めておられるのです。
あなたは今孤独ですか。「私がいなくなってもだれも悲しむ者はなく、世界は少しも変わらないだろう。」「私は何もできないし何の価値もない。」そう思うことがあるかも知れません。しかし、それは間違いです。神はあなたを造りかえて、今も、これからも、永遠に、何にも代えられない大切な存在にしてくださいます。
何度もお聞きになっていると思いますが、私たちの心の中には神によってでなければ埋めることのできない空白があります。その空白は、持ち物の豊かさによっても、快楽を求めることによっても、権力と名声を手に入れることや、学問や知識を追求することによっても埋めることのできないものです。神以外のほかのどんなものによって埋めても決して本当の満足と平安はありません。
それと同じように、神の家には、あなたのためだけの住まいが用意されています。ほかのだれのためでもなく、あなただけのために用意されているものです。
わたしが行って、あなたがたに場所を備えたら、また来て、あなたがたをわたしのもとに迎えます。わたしのいる所に、あなたがたをもおらせるためです。
(ヨハネ14章2、3節)
あなたは愛されています。
レックス・ハンバード世界宣教団
日本主事 桜井 剛
世界一周祈りのマラソン2003年5月
カザフスタン
人口1千6百万、クリスチャン25%
若者たちの間で形成されつつある新しい文化が正しく育つよう。
ウズベキスタン
人口2千4百万、クリスチャン1.3%
都市部に浸透している福音が地方にも全体的に広がるよう。
キルギスタン
人口470万、クリスチャン7.8%
地域的文化的に孤立した人々との交流が福音宣教から始まるよう。
タジキスタン
人口6千200万、クリスチャン1.4%
内戦の犠牲となった弱者への助けが届くよう。平和になるよう。
トルクメニスタン
人口446万、クリスチャン2.7%
迫害や妨害に負けずに信仰の証を立てている人々が守られるよう。
アゼルバイジャン
人口770万、クリスチャン4.6%
成長を続けるクリスチャンどうしが健全な交わりを持てるよう。
イラク
人口2千3百万、クリスチャン1.6%
戦後の復旧が速やかに行われ、クリスチャンへの迫害がなくなるよう。
イラン
人口6千770万、クリスチャン0.3%
就職、住宅などへの差別待遇や原理主義の圧迫がなくなるよう。
アフガニスタン
人口2千300万、クリスチャン0.02%
戦乱後の新しい国の組織が早く成立するよう。福音が伝わるよう。
パキスタン
人口1億5千6百万、クリスチャン2.3%
階級による人種差別とイスラム法の悪用による迫害がなくなるよう。