祈りの家族への手紙:2005-11

 
 親愛なる祈りの家族のみなさん。

2005年11月19日

 月日の過ぎて行くのは本当に速いものです。今年もあと1ヶ月を残すだけとなってしまいました。イエス・キリストの誕生からは既に2005年の月日が過ぎようとしているのです。

 今年もハンバード牧師と一緒に祈る時が来ました。ハンバード牧師は今も元気に活躍中です。あまり遠くへ行くことはできませんが、アメリカのテレビ伝道番組やクルセードなどで前に進み出た人々のためのとりなしの祈りを求められて奉仕しています。かつて、ハンバード牧師がファミリーとともにテレビ番組「明日への希望」やクルセードでイエス・キリストを心に受け入れるために前に出て来た人々のために祈ったように、今も、罪を悔いてイエスを心に受け入れる人々と一緒に祈っています。この祈りを通して救いを確信した人々は世界中に大勢います。日本にもたくさんおられます。

 私は毎年クリスマスの時期には、まだ救われていない愛する人々の名前を携えて行き、そのためにハンバード牧師と一緒に祈る時を持つことにしています。これを始めてからもう17年になります。

 聖地エルサレムに行ってカルバリーの丘のふもとに、世界中から寄せられて来た祈りのリクエストを積み上げてみんなで祈ったこともありました。アメリカの明日への教会で何千人もの人々と一緒に祈ったこともあります。こうしなければいけないとか、そうしないと祈りが聞かれないと言うのではありません。神は私たちがどこにいても祈りを聞いてくださいます。ただ、私としてはこの人たちが何とか救われてほしいという切なる願いを行動に表わしたかったのです。祈りのリクエストを書くことも、それを誰かに渡して祈ってもらうことも、遠くまで出かけて行って誰かと一緒に祈ることも、その願いを行動に表わすことです。一緒に心を合わせて祈るとき大きな励ましと力が与えられます。

 イエスは言われました。(マタイ18章20節)

 「ふたりでも三人でも、わたしの名において集まる所には、わたしもその中にいるからです。」

 一人の人が永久に滅びるか、それとも救われて永遠のいのちを持つかは重大な問題です。特に、その人が身近な人であったり、愛する者たちであったらなおさらです。ですから、そのために出来る事ならどんな事でもしたいのです。今でもその気持ちに変わりはありません。

 特に、あなたのご家族やあなたが心にかけておられる方の中にまだ救われていない方がおられたら、そのために祈りたいのです。その人たちが何としても救われるようにとの願いを込めて、その願いを行動に表わして神に求めたいのです。ですから、どうかあなたも、救われてほしい人の名前を書くことによってあなたの願いを行動に表わしてください。私はその祈りのリクエストを持って、ハンバード牧師のもとに行き、一緒に心を込めてお祈りします。神は切なる願いを聞いてくださいます。

 神にはどんなことでもお出来になるのに、私たちの祈りが単なる願いごとだけに終わってしまうのではあまりにももったいないではありませんか。祈りのリクエストに書くことによってあなたの願いを行動に表わして、祈りを聞いていただきましょう。

 切なる祈りは必ず聞かれるとイエスは言われました。

 求めなさい。そうすれば与えられます。捜しなさい。そうすれば見つかります。たたきなさい。そうすれば開かれます。だれであれ、求める者は受け、捜す者は見つけ出し、たたく者には開かれます。

 あなたがたも、自分の子がパンを下さいと言うときに、だれが石を与えるでしょう。また、子が魚を下さいと言うのに、だれが蛇を与えるでしょう。

 してみると、あなたがたは、悪い者ではあっても、自分の子どもには良い物を与えることを知っているのです。とすれば、なおのこと、天におられるあなたがたの父が、どうして、求める者たちに良いものを下さらないことがありましょう。(マタイ7章7-11節)

 不可能に見える扉を一緒にたたきましょう。最も良いものを父なる神に求めようではありませんか。

 祈りを行動に表わすとともに大切なことは、信仰をもって祈ることです。信仰がなくては、神に喜ばれることは出来ないからです。

 祈っているのに実現することを本当に信じていないとしたら、その祈りは始めから矛盾しています。ところが、多くの人がその矛盾することをしばしば行なっています。

 あなたが大切な仕事を誰かに頼んだとします。ところが、その人がそれをやってくれることをあまり期待していなかったり、心配で、念のために他の数人の人にも同じことを頼んでおいたとします。頼まれた人がそれを知ったらどうでしょう。「特別に当てにされているわけではないのだし、めんどうだからやめておこう。」と思うに違いありません。

 信仰がなくては、神に喜ばれることはできません。神に近づく者は、神がおられることと、神を求める者には報いてくださる方であることとを、信じなければならないのです。(ヘブル11章6節)

 信仰は目に見えず、形がないために、捕らえ難く見失いやすいのです。それを防いでくれるのは、信仰に行動をともなわせることです。ですから、あなたの信仰を行動に表わして祈りのリクエストを書いて送ってください。その時、神は必ずその祈りを聞いてくださることを信じてください。今年こそ、あなたの願いを神に聞いていただき、祈りの答えを受け取ろうではありませんか。

 ハンバード牧師と一緒に祈る日は、今年は12月2日になりました。

 あまり余裕がありませんので、できるだけ早くあなたの祈りのリクエストを書いてお送りください。それを直接ハンバード牧師のもとへ携えて行き一緒に祈ります。その日までに間に合わなくても心配しないでお送りください。ハンバード牧師は今年も12月いっぱい、そのために祈り続けてくれます。後になって届いた祈りのリクエストは直ぐに航空便で送り届けます。何度お送りくださってもかまいません。何度でも送り届けます。

 今年こそ、あなたの願いを神に聞いていただき、祈りの答えを受け取ろうではありませんか。

 あなたは愛されています。

レックス・ハンバード世界宣教団 

       日本主事 桜井 剛