祝福のメッセージ:2007ー01

レックス・ハンバードのテレビ番組「明日への希望」より

No. 200701   

人間の第一のつとめ


 今日お話したいのは神のお作りになった一番大切な組織についてです。

 アクロンはグッドイヤー、ファイヤストーン、ゼネラル、グッドリッチなど、タイヤの会社の本部がある町です。ゼネラル・モーターズより、IBMより、アクロン・ビーコンジャーナルより、現代社会のどの組織や制度よりも先に神がお造りになった第一番の組織があります。家庭です。聖書には「まず神の国と神の義を求めよ。そうしたらほかの全てのものはそえて与えられる。」とあります。人間の第一の務めです。成功とは何でしょう。自分は成功者だと思っている方々は沢山いらっしゃるでしよう。

 しかし、神の前で永遠という光に照らして見た時、成功とは何でしょう。大きな会社の社長になれたら成功者だと言う人もいます。金持ちになって高級住宅街に立派な屋敷を構えたら成功者だと言う人もいます。またある人は、豊かな教養があれば成功者だと言います。しかし、全能の神の前においては人間たる者の果たすべき第一の務めは個人的に神を知ることです。これが第一です。第二はクリスチャン・ホームを造ることです。聖書の教える原則にみんなが従う家庭です。少なくとも従おうと努力している家庭です。完全な人間はいませんからね。人間の二つの務めは個人的に神を知ること、そして神を敬うクリスチャンホームを築くことです。神が家庭の中心です。全ての物の土台、基礎となるのは家庭です。この教会の土台も家庭です。私たちの社会、そして国家の土台も家庭です。どんな法律を作ってみたところで、アルコール中毒は絶えませんし、青少年犯罪も決してあとを絶ちません。強盗や殺人もなくなりませんよ。まず、私たちの家庭が聖書の教えに立ち帰り、神の御言葉に従い、子供は親を敬い、親も子供の人格を尊重しなければなりません。親は子供の模範になるべきです。リーダーであることを忘れてはいけません。いろんな人達がいろんな事を言います。昔見たマンガを思いだします。数年前アメリカ・バーモント州のある新聞に乗っていたマンガなんですが、今も印象に残っています。かなり大きく出ていましたからね。二人の男がいて、この連中が石のブロックの上に車体をジャツキで持ち上げてるんですよ。高くね。そしてこっちに車輸が一つ、あっちにもう一つ、向こうにはフェンダーがあるし、そっちにはワイパーが転がっている。それにモーターまで取り外してこっちの方に置いてあります。状況が思い描けますか。車は分解されてすっかりバラバラになっています。そのあげく、こんな会話が交わされています。小さな丸があって一人がこう言っているんです。
「原因がわかったぞ。」すると、もう一人が「どこが悪いんだ。」彼いわく「ガス欠だよ。」いろんな人達が人間を分解します。私たちの個人的な生活、家庭、そして社会を分析します。精神科医が車輸の一つをこっちに、医者が車輸をもう一つこっちに、心理学者がこっちを、宗教家があっちを。こうしてみんなで人生をバラバラに分解したあげく、首をかしげてこう言っています。「ここが悪いんじゃないか。」「ここがいけないんだろう。」ではどこがいけないのか簡単明瞭に言いましょう。私たちの住むこの社会の間違っている点は神がいないことです。私たちの人生を神の聖霊というガソリンで満たし、神のお与えくださった戒めに従おうと努めなければなりません。「互いに愛し合いなさい、偽ってはならない。盗んではならない。姦淫を犯してはならない。隣人を愛しなさい。」そうしたら私たちの社会は地上の天国になります。問題や、苦しみがこの世に絶えないのは私たちが神を欠いているからです。

 この、人間の第一の務めについてお話しましよう。人間の第一の務めは神を知ることです。神の存在を信じなくても、それはあなたの自由です。けれども、私にも神の存在を信じる自由があります。私は、あなたが聖書は神の言葉だと信じなくても議論はしません。ただ、私にそれを信じる特権を許して下さい。しかし、その方には一つだけお尋ねしますが神の存在を信じないなら、また、聖書は神の言葉であることを信じないなら、いったい何を信じ、どんな恩恵をそこから受けていらっしゃいますか。私は神がいらっしゃること、その神が私を愛しておられることを信じています。私は聖書が神の言葉であることを信じています。聖書は神の愛の記録ですが、人はみんな罪を犯し、神の栄光を受けられないことも教えています。私は十字架のもとでキリストを受け入れ罪を赦して頂きました。私は神の子供とされて神との交わりを持ち聖霊を心に感じその恩恵に浴して幸せです。今日私は聖なる神の家でみなさんと一緒に主を礼拝することが出来ます。私には沢山の友がいます。私を愛してくれる妻とすばらしい家族もいます。これは私に信仰があるからです。それではあなたは何をお信じですか。そこから何を得ていますか。あなたの幸せ、人生の喜びは何処にありますか。死後の希望はありますか。私の従う方は復活してこう言われました。「私が生きるのであなた方も生きる。」だからやがて、私は主と共に永遠に生きるのです。死から復活した主の約束です。あなたは何を信念として誰に従いますか。何を信じますか。人生の旅路を終えるとき、希望がありますか。愛する人を葬るとき、あなたは希望を持てますか。良くお聞きください。人間の第一の務めは神を信じること、神を個人的に知ることです。

―― 続く ――