祝福のメッセージ
レックス・ハンバードのテレビ番組「明日への希望」より
No. 200802
神は経済的にも祝福なさる
神はあなたを祝福したいのです。ヨハネ第三の手紙2節にこうあります。
愛する者よ、あなたの魂が恵まれているように、あなたがすべての面で恵まれ、健康であるようにと祈っています。
私はしばしば神の霊的な祝福についてお話します。健康の祝福も見のがせません。しかし今回は物質的な面における神の祝福についてお話します。
神の願いはあなたが全ての点で栄えることです。霊的肉体的経済的な祝福です。これは私の計画じゃありません。これはあなたの人生に対する神のご計画です。よくこう考えている人がいます。クリスチャンならば清貧に甘んじなければならない。立派な家に住んだり高級車を持ったりしてはいけない。しかし、それは誤りと言うべきです。旧約聖書をご覧なさい。アブラハムは信仰の父と言われましたが裕福な人でした。実際そのあたりでは指折りの富豪でした。たくさんの牛、らくだ、羊、しもべがいました。しかし、信仰の父と呼ばれています。
箱舟を作ったノアだって金持ちでした。自分ひとりであの大きな箱舟を作り上げたんですから。しかし、聖書は「ノアは主の前に恵みを得た」と書いています。
ヨブは一番いい例です。ヨブと言う人について聖書はこう言っています。「彼は潔白で神を恐れ、悪から遠ざかっていた。」
ヨブは多くの財産を持っていました。10人の子どもにも恵まれました。サタンは主に言いました。「ヨブがあなたに仕えているのはあなたの祝福のせいです。祝福を奪えばあなたを呪うでしょう。」 「では試みてみよ。だが殺してはならない。」こうしてヨブはサタンに試みられて全てを失いました。子どもたちも全財産も無くし、あげくに体中に腫れ物が出来、妻からは「神を呪って死になさい」とののしられました。しかし、彼は信仰を捨てず、こういいました。「神が与え神がお取りになったのだ。私自身も私の財産も、もともとは神のものではないか。そして、神のものは全て私のものだ。」彼は殺されても主に仕えると言いました。
神は彼の財産を全てもとどおりになさいました。その上、国中から人々が見に来るほど美しい娘たちにも恵まれました。神は私たちの繁栄をも喜んでくださいます。
私の使命は、神のことばをあなたに伝えると共にあなたのために祈ることです。神があなたに繁栄を与え、祝福なさるためです。肉体的にも霊的にも経済的にも。
聖書にこう書かれています。
地の続くかぎり、種蒔きも刈り入れも/寒さも暑さも、夏も冬も/昼も夜も、やむことはない。(創世記8章22節)
すなわち、一粒の麦を蒔けばやがて麦を刈り取ります。とうもろこしを蒔けばとうもろこしを刈り入れます。少しだけ蒔けば少しだけ刈り取り、豊かに蒔けば豊かに刈り取ります。これが種蒔きと刈り入れについての神の法則です。ルカ6章38節にもこう書かれています。
「与えなさい。そうしたら与えられます。おし入れ溢れるまでに。」
神もご自分の法則に従います。神は人との交わりを求めておられたのでご自分の法則に従い、ひとりごイエスを世にお与えになったのです。こうして、イエス・キリストを信じる者たちをご自分のもとに引き寄せなさったのです。あなたや私が神の子となれたのは、神が愛のゆえにイエス・キリストをお与えになったからです。
あれは何年も前、1930年か31年の不況の時代のことでした。私の故郷アーカンソーでも失業者が溢れていました。皆が苦しい生活を強いられていた厳しい時代だったんです。町の商店も次から次へと店をたたみ、大きなチェーンストアーさえつぶれるという有様でした。ウエインの育ての父ウエルデンさんは店を持っていました。ある日、私の父が訪ねて行き、店に入ってみるとウエルデンさんがうなだれて頭を抱えていました。父が近寄り肩をたたいて「何を心配しているのかね。」と言うと彼は「この店ももうおしまいかねえ。」すると父が言いました。「しかし、あなたは主に心を捧げて信仰があるんだ、神をパートナーになさい。」そして聖書のアブラハムの例から十分の一献金の意味を説明しました。10ドルあればその中の1ドルは神のものです。そうすれば手元に残った9ドルが祝福されて大いに役立つのです。
それを聞くと彼は「なるほど、わかりました。」と言って店を閉めると家族を呼びました。少年だった私もそこにいて、そのときのことをよく覚えています。彼はつかつかと店のタナに行くと、缶詰を取り出しました。トマトや豆の缶詰とか、いろいろありました。それを9個取って1つを別のところに起きました。店の商品を全て9対1に分けると最後にレジの中から現金を取り出して10ドルごとに1ドルを別にしました。そして、父に「さあこれを教会に持っていってください。貧しい人に分けてやりましょう。」と言いました。近所の店が次々とつぶれていくというのに、彼の店はこの不況の中で3倍になりました。彼は神の法則の通りに与え、祝福を刈り取ったのです。
レックス・ハンバード祈りの家族の意味も実はそこにあるのです。私が出会った人々の中で最も祝福された人たちは、与えれば与えられるという神の法則を知った人たちでした。彼らは神の業のために捧げ、福音を世界中の人々に分け与えました。彼らの祈りのリクエストのために私たちは祈りました。こういう人たちのために神は天の窓を開いて祝福を注いでくださったのです。聖書に「私の神はあなた方の必要をことごとく満たしてくださる。」(ピリピ4章19節)とあります。しかし、15節に戻るとパウロはこう書いています。「与えれば与えられるという法則を理解して私のために援助をしてくれたのはあなた方のほかにはだれもいなかった。だから神はあなた方の必要を全て、満たしてくださる。」
あなたもぜひこう言ってください。「私もこれから他の人のために祈りを捧げ祝福を分け与える者になります。」神は天の窓を開いて溢れるばかりにあなたに祝福を注いでくださいます。
今日、このことを心にとめましょう。あなたが魂だけでなく全ての点に恵まれ、また、健康であることが神の願いなのです。
尊き主よ、今日も問題はたくさんあります。霊的な問題があります。肉体的な弱さもあります。経済的な問題もあります。家族の問題もあります。どうか人々が与えれば与えられるという法則を学び、あなたに心を捧げますよう。彼らがあなたに心を開いて「私はあなたが私のために死なれたことを信じ、あなたを私の救い主といたします。」と言ってあなたに心を捧げるときは、どうか主よ彼らに救いをお与えください。病気で苦しむ人々をお癒しください。
主よ今週もたくさんの祈りのリクエストが来ています。祈りを求めて手紙を書いた人々を祝福してください。精神的にも肉体的にも霊的にも経済的にも祝福してください。
主よあなたは人々の心の悩みも、あるいは家庭の問題もひとり一人の人生をご存知です。どうか、聖霊をあの場所に遣わして、あの人々に働いてください。どうか、祈りの家族を祝福してください。ここにあるのがその名簿です。天の窓を開いて彼らに祝福を注いでください。彼らはあなたの法則に従って生きているからです。愛する主よ、私たちの人生をあなたに捧げあなたを信じお仕えいたします。私たち自身も私たちの持っているものも全てはあなたのものです。そして、あなたのものは全て私のものです。アーメン。感謝します。