2017年6月10日
親愛なる祈りの家族の皆様。
最近、人間の免疫力の素晴らしさが脚光をあびるようになりました。人はもともと病原菌やガンに対して戦う力を持っています。ですから、病気の人に接しても簡単には感染しません。また、感染してもある程度自分で治す力を持っています。その力を発揮するためには、日頃から免疫力を高めておく必要があります。バランスのとれた食事と適度の運動の他に、明るくほがらかな生活をこころがけて、くよくよ心配してストレスをためないことが大切です。
いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです。(テサロニケ5章16-18節)
ここに創造の始めからあなたにも私にも神から与えられている免疫力を高める秘訣があります。
「喜び、感謝し、笑顔でいることは、平安と気力を与えて、霊肉ともに健康にしてくれる」と多くの医師や研究者たちも勧めています。皆さん方も一度や二度は耳にしておられることでしょう。
ですから、聖書が私たちに教えているように、どんな事があってもいつも喜んでいましょう。特に、辛いときや悲しい時にこそ、神はあなたが喜んでいることを願っておられることを思い起こして心配の悪循環から開放されましょう。神はあなたがいつも喜んでいるのを望んでおられることを忘れないようにしましょう。苦しみや悲しみを持ち続けることは神の御心をも傷めることです。
いつも皆さんがお祈りしてくださっているので私は全てを神にお任せしています。ですから、自分の病気のことはこれ以上あまり申し上げたくないのですが、今回のお便りに関連してもう一度だけお話させてください。
私の病気は完治することはなく時間の問題だと言われています。けれども、医師が言うには、最近の研究報告では、免疫力が病気の進行を抑える大きな要因となっていることが明らかになってきているので、病気の進みぐあいは人によって大きく異なるそうです。
人は誰でも永遠には生きられないのですから、治らなくても、すべては神の御手の中にあるので、心配をする必要はありません。喜びと感謝を忘れることなく、たとえ治らないとしても、できるだけ病気の進行を抑えて、神がお許しになる限り有意義な人生を喜び感謝して生きることです。ですから、全てを神の手に委ねて、余計な心配をせず、安心してお任せすることはとても良いことだということが、よく分かります。
皆さんにお祈りしていただいているという安心感が私にとって何よりも大きな支えです。神は切に祈り求める者の願いを聞いて、御心ならきっと素晴らしいことを行ってくださることでしょう。
困難の中で苦しんでいるとき、どうしたら喜びの生活を取り戻すことができるのでしょうか。聖書はそれをどのように教えているのでしょう。
もし、問題や心配や悩み事を持っているとしたら、そこから解放されて、喜びの生活を取り戻すにはどうしたらよいのでしょう。また、悩み苦しんでいる人をどうしたら慰め力づけてあげることができるでしょう。
心配ごとを全て神にお任せするのです。神はあなたの全てを知っておられ、あなたのために役立つ最も良いことを行なってくださいます。ですから、先ず、あなたの心配ごとを神にお預けし、肩の荷を下ろして、軽くなりましょう。
あなたがたの思い煩いを、いっさい神にゆだねなさい。神があなたがたのことを心配してくださるからです。(ペテロの第一の手紙5章7節)
神との親しい関係を保ち、どんなことでもためらわずに祈り、あなたの願いを神に申し上げましょう。私たちは祈りの家族です。ですから、祈ることを大切にしています。
どのように祈ったらよいか分からないときも、まず、神に呼びかけてみるのです。祈りは実際に神に語りかけなければ始まりません。心を静めて「主よ、あなたに近づき心から祈りたいのです。どうか私の祈りを導いてください」と言ってみましょう。きっと何か新しいことが始まります。絶えず祈りなさい、とあるように、毎日の生活で祈りを絶やさないことが大切です。
どんなことでもまず神に求めましょう。イエスの弟子たちは、実に的確に、しかも素直に大切なことを主に求めました。主は「求めなさい、そうすれば与えられます」と言われたからです。
少しも疑わずに、信じて願いなさい。疑う人は、風に吹かれて揺れ動く、海の大波のようです。そういう人は、主から何かをいただけると思ってはなりません。(ヤコブの手紙1章6,7節)
悩んだり心配したりすることが全て悪いわけではありません。いつも喜んでいるだけで良いというのでもありません。聖書は「いつも喜んでいなさい」と同時に「絶えず祈りなさい」とも教えています。あなたに平安があることを願っておられる神に、要求ではなくお願いをするのです。
何も思い煩わないで、あらゆるばあいに、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。そうすれば、人のすべての考えにまさる神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれます。(ピリピ人への手紙4章6,7節)
神はあなたを心配事や思い煩いから解放してくださいます。多くの人が自分で自分をせめて、自分を苦しめています。反省することは良いことです。悔い改めて罪から離れることも良いことです。けれども、自分が行なったどんな悪に対しても、自分をせめて、自分を苦しめる必要はありません。なぜなら、イエス・キリストがあなたの罪を負って、十字架の上で罪の代価を支払ってくださったからです。あなたは神に対して罪の責めを負う必要はなくなったのです。神はあなたが平安を取り戻して、幸いであることを願って、イエス・キリストをこの世に遣わしてくださいました。あなたが喜びと感謝にあふれて大いに免疫力を高めて、健やかであることは神の願いです。ですから、どんなときにも、いつも喜んでいてください。
あなたは愛されているからです。
レックスハンバード祈りの家族
桜井 剛