レックス・ハンバード祈りの家族
357-8799 日本郵便飯能郵便局私書箱18
2019年2月
親愛なる祈りの家族の皆様、
私は今年の誕生日が来ると、80才になります。主、イエスは色々なことを乗り越えさせて、私をここまで支え、導いてくださいました。困難もありましたが、喜びもたくさんありました。主がいつも共にいてくださり、励まし、導いてくださったからです。
今、私が生かされているのは、主の助けによって、地上で最後まで私の役割を果たすためです。とはいっても有名になることでも、大きな業績を残すことでもありません。私の本当の役目は、上から人を教えたりさとしたりすることではありません。互に助け合いながら、一緒に神の国を目指すことです。祈って支えてくださる人を私も必要としているからです。
この時期になると、各地でマラソン大会が行われます。必ずしも、競争して勝つことをめざす大会ばかりではありません。皆で楽しく目標を目指すマラソンもあります。
私の友人は、毎年、ホノルルマラソンに参加しています。
高い参加費を払い、飛行機でハワイにまで行って、苦しい長い距離を走るのですから、よほどいい賞がもらえるのかと思ったら、ただ、全員に参加記念品が与えられるだけということでした。それでも毎年必ず参加して、今では夫婦そろって参加するようになったそうです。
まだ小さい子どもたちも大人に手を引かれ、足の悪い人は車いすで、弱い人はゆっくり、元気な人は他の人を助けながら、皆でゴールを目指すのです。走る人だけではありません。沿道で応援する人や、休憩所で水を用意する人も、皆が一緒に参加しているのです。時間も同じではありません。一着でゴールする人も、最後まで走り抜き(歩き抜き)、ゴールする人もあります。最後の一人がゴールするまで待っていてくれる、そんなマラソン大会があったら素晴らしいと思いませんか。あなたのすぐ近くにあったら参加したいと思いませんか。
それがあるのです。あなたも私も、すでにそれに参加しているのです。
今もこうして生かされている私の使命は、テレビを通してイエス・キリストに出会った人々や、祈りの家族に加わって、イエス・キリストとつながっている人々をしっかりと支えて、約束されている神の国に一緒にゴールすることです。
人生においては誰もが強く、優秀な勝利者ばかりとういわけにはいきません。出発点も違い、生まれつきの能力も違います。自分の能力を十分に発揮できる境遇の人もそうでない人もいます。けれども誰もが同じ目標を目指しているのです。ですから祈り合い助け合うことが必要なのです。
互いに助け合い励まし合って目標に向かって進んでいる限り、必ず到達できるのです。遅くてもかまいません。早く力強く進む人がいてもいいのです。いたわり合いながらゆっくり進んでもいいのです。焦る必要は全くありません。目標は一つです。神は私たち全ての人が到達するのを忍耐強く待っていてくださいます。人生には多くの困難がありますが、喜びもたくさんあります。大急ぎで走りぬく必要はありません。祈りの家族は今の時の神の恵みを大いに楽しみつつ、互に祈り合い励まし合って目標を目指しているのです。ですから、苦しい時があっても大丈夫です。神はあなたの忍耐を知っておられ、必ず乗り越えさせてくださいます。
あなたがたはキリストとともによみがえらされたのなら、上にあるものを求めなさい。
そこでは、キリストが神の右の座に着いておられます。(コロサイ3章1節)
私はこの目標を目指している全ての人が元気で力強い歩みを続けられるよう、いのちの水や霊の食べ物を用意して、全ての人を励ます者になりたいと思っています。たとえ、肉体は年齢と共に弱っても、霊的には日々強められているからです。
ですから、私たちは落胆しません。たとえ私たちの外なる人は衰えても、内なる人は日々新たにされています。(コリント第二の手紙 4章16節)
多くの皆さんが私のために祈ってくださっていることにとても感謝し、うれしく思っています。また、それによって大いに力づけられています。皆さんが、祈ってもらうだけの人ではなく、他の人のために祈ることを実践しておられることはとてもすばらしいことです。私も同じゴールを目指していますから、皆さんのために祈るだけではなく、皆さんに祈っていただき、皆さんの励ましと応援が必要なのです。私の病気はそれを教えるためだったのかも知れません。
祈りの家族は、誰もが祈る人であり、祈ってもらえる人です。祈ってもらうだけの人であってはいけません。他の人のために祈るだけの人であってもいけないのです。
神が私に与えてくださっている任務は、一人の落後者もないよう、励まし合い、助け合って、一緒にその目標を目指すことです。ですから、どうか皆さん、一緒に進んでください。
信仰の創始者であり完成者であるイエスから、目を離さないでいなさい。(ヘブル 12章2節)
元気で力強い走りをしている人もいますが、一歩一歩ゆっくりと歩む人がいてもいいのです。あなたは今、石ころだらけの困難な道を進んでおられますか。あなたのために祈ります。そこを乗り切れば、きっと平坦な道が続きます。体の弱さを覚え、痛みや疲れを感じて息切れをしていますか。少し休んでまた進めばいいのです。目標を目指して一歩でも二歩でも前に進んでいれば必ずゴールに到達します。誰ひとり、この地上にいつまでも居続けることはできませんが、喜びと感謝に溢れて目標を目指すことはできます。
あなたがたの間で良い働きを始められた方は、キリスト・イエスの日が来るまでにそれを完成させてくださると、私は確信しています。(ピリピ 1章6節)
神の国を目指すマラソンに参加した人には、神が特別に用意してくださっている最高の賞が与えられます。それは全ての人が得たいと切に願っているものであり、パウロもこう言っています。
キリスト・イエスにあって神が上に召してくださるという、その賞をいただくために、目標を目指して走っているのです。(ピリピ3章14節)
それと同じ賞があなたのためにも用意されています。ゴールに飛び込んだ時、あなたはそれをしっかりと抱き留めて、大きな平安と喜びに満たされることでしょう。
あなたは愛されています。
あなたは愛されています。
レックス・ハンバード祈りの家族
桜井 剛
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