祈りの家族への手紙:2019ー05

親愛なる祈りの家族の皆様

祈りのリクエストに救われてほしい人の名前を書いて送ってくださってからもう5か月が過ぎました。すでに祈りが聞かれ始めているという方もおられます。あなたはいかがですか。何か変化の兆しが見えてきたでしょうか。引き続き祈り続けてまいります。あなたもどうか希望を持ってご一緒にお祈りください。

想像してみてください。祈りのリクエストに名前を書いて、そのために祈った人たちが救われてクリスチャンになり祝福された人生を歩み始めたらどんなに大きな喜びでしょう。あなたはそれを期待していますか。

その喜びは親しい人たちが皆でテーブルを囲んで大ごちそうをいただく時の喜びよりも遥かにまさるものに違いありません。主は忠実な者に良いものを惜しみなく与えてくださるからです。そのような素晴らしい結果を実現するために、私たちには何ができるのでしょう。イエス・キリストが用意してくださっている多くの恵みと賜物は全てあなたのものです。主は私たちが祈っても祈らなくても、良いことは何でもおできになります。私たちに祈りなさいと言われるのは、私たちにその一端を負わせて喜びを一緒に経験させてくださるためです。

イエスは聖霊の賜物を約束なさった上で何でも欲しいものを求めなさいと言われました。

最後の晩餐の席でイエスは、「わたしが去っていったら、父はあなたがたに別の助けぬし、聖霊をお与えになります。」と言われ、「わたしはあなたがたを捨てて孤児とはしません。」

と約束してくださいました。(ヨハネの福音書14章16、17節)

聖霊の賜物は私たちの祈りや願いが聞かれるためだけではありません。聖霊はそれを

受け取った人にイエスの教えを思い起こさせ、それを実行する力を与え、イエスの人格に近づくよう、愛によって育ててくださるのです。「あなたがたがわたしにとどまり、わたしのことばがあなたがたにとどまっているなら、何でも欲しいものを求めなさい。そうすれば、それはかなえられます。あなたがたが多くの実を結び、わたしの弟子となることによって、わたしの父は栄光をお受けになります。」(ヨハネの福音書15章7、8節)

イエス・キリストを信じた時から私たちの内に住んでくださっている聖霊は、私たちを磨き上げ、神に喜ばれる者へと少しずつ造り変えてくださいます。

聖霊の実は、愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制です。

(ガラテヤ人への手紙5章22節)

その導きを大切にして成長するなら豊かな実を結ぶのです。あなたの親しい人たち、あなたが心にかけている人たちも、あなたを見てきっと、イエスを信じている人たちはどこかが違うと感じることでしょう。

神はそのようにしてあなたの祈りを聞いてくださるのです。あなたが豊かな実を結ぶとき、それを一番喜んでくださるのはイエスご自身です。

あなたの罪をご自分の命に代えて取り除き、神の前に罪のないものとしてくださったイエスは、さらに、あなたの人格を神に似たものへと育て上げるために、ひと時もあなたから目を離すことなく成長させてくださっているのです。

あなたに対するイエスの愛は、単に当面のあなたの願いを叶えるだけで終わるものではありません。祈りが聞かれるのは、それによってあなたが神の愛を確信して、さらに高い目標である、神に喜ばれる品性を持った者、神の前に立つことのできる者、永遠に神と共に住むにふさわしい者へと成長するためです。イエスがなさった数々の力あるわざや癒しの奇跡は、人々が、イエスは神から遣わされた方だと信じるためでした。

人々は、イエスのなさったしるしを見て、「まことに、この方こそ、世に来られるはずの預言者だ」と言った。(ヨハネの福音書6章14節)

そのために群衆もイエスを出迎えた。イエスがこのしるしを行われたことを聞いたからである。(ヨハネの福音書12章18節)

あなたの祈りが聞かれるのは、あなたがイエスを信じ、イエスを愛し、その教えを大切にして生きるようになるためです。そうすれば、どんな状況の時にも平安と喜びに満ちた人生を感謝しつつ歩むことができるようになります。しかも、その素晴らしい恵みも、ほんの始まりにすぎません。そのような人には、もっと素晴らしいことが続くのです。神と共に生きる永遠のいのちが約束されているからです。

あなたは愛されています。

レックス・ハンバード祈りの家族

櫻井 剛