祈りの家族への手紙:2022-01

 

親愛なる祈りの家族の皆様

 2022年、新しい年になりました。あなたはこの年にどんなことを期待しておられますか。私は今年もたくさんのことを期待しています。

 まず、皆さんから送られてきた祈りのリクエストが一つでも多く答えられることを期待しています。ですから、応えられる祈りを皆さんと共にしたいと思っています。あなたも祈りは答えられるものであることを信じて、ご一緒にお祈りください。

 そのために、私たちには確かに祈りに応えてくださる方が私たちと共にいてくださるということを皆さんにしっかりと知っていていただきたいのです。

 祈りが答えられることは素晴らしいことです。私は皆さんから送られてくる手紙を読んで実際に祈りが聞かれていることを知る時、とても大きな喜びに満たされます。このような働きに携わることが出来ることに、どんなに感謝しても感謝しきれません。

 今年もますますそのような祈りを皆さんとご一緒に体験したいと思っています。それにはまず第一に、祈っている相手の方がどなたであるのかをますますよく知ることが大切です。

 相手が誰であるのかも分からずに何かをお願いすることはできません。

 道に迷った時はその地域の住民に尋ねれば、親切な人なら教てくれるかも知れません。けれども、子どもが重い病気になって心配だったたり、自分の健康がすぐれない為に思うように仕事ができないからと、見知らぬ人に「子どもや私の病気を何とかしてください」と言っても、同情はしてくれても助けることはできません。信頼できる病院か医院に行って医者に診てもらう必要があります。病気のことなら医者が一番良く知っているからです。

 私が子供の頃、厳格で厳しい教員だった父親に何かをお願いすることがとても怖くて、緊張したものでした。けれども、成長するに従って、父をよく知るようになると、どんなことをどのようにお願いすれば良いかが分かるようになりました。更に成長して自分が父親の立場になると、父親というものは子供に何かを頼まれることをとても喜ぶものであることも分かるようになります。

 父親は人間ですから、出来ることに限界があります。けれども、神は全能です。私たちが何をお願いしてもお困るようなことは決してありません。ですから、私たちは祈る相手をよく知ってお願いする必要があるのです。相手がどんな方であるのかを知れば知るほど私たちは応えられる祈りをすることができるようになるのです。ただ自分勝手なお願いをするだけでは、何もできない偶像に対して祈っているのと同じです。答えられる祈りにはなりません。私たちが誰に向かって祈っているのかをよく知ることが答えられる祈りの第一です。

 私たちはしばしば自分の祈りがなぜ聞かれ、答えられたのか分からないことがあります。それは誰かがあなたのことを心にかけて、とりなしの祈りをしていたからです。

 祈りを聞いてくださる方がわたしたちの祈りに応える力と権限を持っておられることを聖書の言葉を通して、日々経験し、しっかりと確認することが大切です。その方の力を信じて祈るなら、その祈りは答えられる祈りとなります。

 祈りは私たちから神への語りかけです。ですからどんなことでも神に祈り、語りかけても良いのです。神から私たちへの語りかけは、昔、ヘブル人の預言者たちに神が語りかけた以外では、今では聖書のことばを通して神は語りかけてくださいます。

 神のことばである聖書の言葉を通して私たちは祈りを聞いてくださる方を知るのです。

 そこで、2022年もあなたへの聖書のことばを選びました。この一年間、このことばを通して、神に語りかけ、神からの語りかけに心を向けることにしましょう。きっと素晴らしい交わりの時を持ち、あふれるばかりの神の愛を感じて、多くの恵みをお受けになることでしょう。

 私たちは、私たちのことを全て知り、世界の全てを知り尽くしておられる、全知全能の神にイエス・キリストを通してお祈りしているのです。ですから、ただ祈りが聞かれるだけでなく、その後の私たちの人生の全てを導いてくださるのです。祈るときは、自分の問題を神に伝え、神に尋ね、相談するようなつもりで祈りましょう。そうすれば、私たちの問題は根本から解決に向かうようになるに違いありません。今年はご一緒にそのような祈りをしてまいりましょう。あなたの人生にきっと大きな変化が起こることでしょう。

 2021年のクリスマスにも大勢の方が家族や友人が救われるようにと名前を書いて送ってくださいました。その一つ一つに愛と思いやりの心が込められています。神はすでにあなたのその心を見てくださって、豊かな恵みを注ごうとしておられるに違いありません。

 あなたは愛されています。

                レックス・ハンバード祈りの家族 

                                             桜井 剛