2023年2月
親愛なる祈りの家族の皆様。
驚いたことに、2023年も、既に1ケ月が過ぎてしまいました。新しい年が始まって、新年のあわただしさが終わると、いよいよこの年と真剣に向き合わなければならないことを思い知らされて、気持ちを新たにさせられます。皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
私も、また年を加えることになりますが、皆さんのお祈りに支えられて、病気の進行も抑えられています。おかげでこの一年も頑張ることが出来そうです。本当に感謝のほかはありません。
ほとんどの皆さんとは顔を合わせてお会いしたことはありませんが、私たちの心はいつでもつながっています。皆さんが、主の恵みの中を歩み、信仰によって日々成長なさいますように、そしてイエス・キリストを知る知識から来る喜びと平安が、今後もおひとりひとりの上に豊かにありますようにお祈りしています。皆さんは私にとって身近な方々なのです。私の家族、子どもたちや孫たちは外国にいて、もう4年近く会っていません。皆さんも、ご家族や親しい方が遠く離れていてあまり会う機会がなく、淋しい思いをしていらっしゃるかもしれません。コロナ禍の近年は、たずねて行くこともままならず、心配がつのりますね。そんな時でも、祈りは時空を超えて、愛する者たちをつないでくれます。
ですから、どうぞ元気を出してください。電話でもメールでも手紙でもいいのです。普通の会話の中でごく自然に、あなたの信仰がどのようなものかを感じてもらえるといいですね。心を込めて優しい言葉で、大切な人たちの幸せを願っていることを伝えてあげてください。すぐには結果が出なくてもかまいません。時間がかかってもいいのです。しっかりと心に残る何かがきっとあります。そのような心のつながりは、大勢が一緒に集まることが出来なくなった時にも、直接顔を見て話しをすることが出来ない時にも、ひとりひとりをつないでくれるからです。人と人との温かいつながりは、神と私たちの温かい関係から生まれます。神は私たちがもともとは弱い罪人であることを知って深く憐れみ、神ご自身のひとり子イエス・キリストをくださったのです。このお方は私たちの救い主、日々の助け主、そして私たちの信仰を完成してくださる方でもあるのです。
罪や失敗のない人はいません。そんな弱い私たちを、神の子どもとして完成させようと主はあきらめることなく働き続けておられます。私たちをご自分の子どもとしてくださることは、神の願いであり、初めからご計画の中にあったのです。私たちが神を慕い求めているかぎり、神は私たちを神の子として受け入れて育ててくださいます。神は最初から、聖書のことばを通して私たちを導き、助け、最後には完成した神の子どもとして、神の前に立つのにふさわしい者となるように、忍耐強く待っておられるのです。
信仰の創始者であり完成者であるイエスから、目を離さないでいなさい。この方は、ご自分の前に置かれた喜びのために、辱めをものともせずに十字架を忍び、神の御座の右に着座されたのです。(ヘブル人への手紙12章2節)
神はこれほどまで私たちを愛してくださって、私たちに神の子イエス・キリストを信じる信仰によって永遠のいのちを約束してくださいました。その安心と喜びが、私たちの日々の生活の土台です。何と感謝なことでしょう。その信仰の故に、拒まれても、無視されても、人々を愛し、困難の中にある人を励まし、助けることができるのです。そして自分も困難の中にある時には、謙虚になって必要な助けを受け入れる心を持つことができるのです。けれども、いつも心を張り詰めたまま、立派に生き続けなければいけないと思う必要はありません。時には失敗をすることも、罪を犯してしまったと思うこともあるかも知れません。けれども、それで神との関係が永遠に絶たれてしまうわけではありません。過ちに気づいて悔い改め、神のもとに帰るなら、神は両手を広げて迎え入れてくださいます。ですから心配はいりません。2023年を喜びと感謝と平安の溢れる中で、以前にもまして元気に生きてまいりましょう。それを見て、多くの人々の心に良い種が蒔かれることになるのです。その種は、あなたが気づかないうちに、きっと芽を出して大きく成長するに違いありません。それは蒔く者と刈る者がともに喜ぶためです。(ヨハネの福音書4章36節)
忘れないでください。あなたは愛されているのです。
レックス・ハンバード祈りの家族
桜井 剛