親愛なる祈りの家族のみなさん。
先日ハンバード牧師の長男、レックス・ジュニアからメールが届き、レックス・ハンバード世界宣教団の音響技師として働いていたダン・ホワイト氏が亡くなった、と知らせてきました。
ダン・ホワイトは宣教団の中でも決して目立つ存在ではありませんでしたが300人以上いたスタッフの中でも不思議に印象に残る人でした。おとなしい人で、東京に来た時にも、どんなつらい仕事でも不平を言わずに黙々とやってくれていたことを今でもよく覚えています。
レックス・ハンバード宣教団のスタッフはただ単に同じ仕事仲間というだけではなく、不思議な一致がありました。ですから、月日がたって多くの仲間たちが違う仕事につくようになっても、かつて世界宣教のために一緒に働いたという意識が戻ってくるのです。
数年前にジョージア州のアトランタでハンバード牧師の80歳の誕生日に集まったときには、かつて一緒に働いた仲間たちが15年ぶりに大勢集まって再開を喜び合いました。
このように、遠く離れているかつての同労者たちを、今、一人また一人と天国に送るたびに、天国がより一層近いものに感じられます。それと同時に、残された時間を大切に使わなければと思います。なぜなら、魂の救いと永遠のいのちは私たち一人一人がこの世に生かされている間に神に対して行なう決断にかかっているからです。恵みの時、救いの日はいつまでも続くわけではないからです。
神は言われます。「わたしは、恵みの時にあなたに答え、救いの日にあなたを助けた。」確かに、今は恵みの時、今は救いの日です。(コリント第二6章2節)
そこで、私は今年のクリスマスもハンバード牧師とともに、まだ救われていない人々のために祈ります。もう、20年以上も一度も欠かしたことがありません。かつては、ハンバード牧師や大勢のスタッフと共に、世界中から送られてきた祈りのリクエストのためにエルサレムのカルバリーの丘で祈ったこともありました。今は、ハンバード牧師とモデーミ夫人とのわずかな人数で一緒に祈ります。けれどもこのことは主が来られる再臨のときまで続けたいと思っています。あと何回この祈りの時を持つことが出来るかわかりませんが、最後の瞬間まで家族の救いを求めるこの大切な祈りのときを持ち続けたいと思っています。同時にハンバード牧師のお元気な様子を皆さんにお伝えし続けます。
先に救いを受け、永遠のいのちを約束され、イエス・キリストによって神との親しい関係を取り戻すことができた私たちには、神と人とをとりなす祭司としての役割が与えられているのです。その中でも特別に大切な役割は、自分の愛する者たち、特に家族の救いをとりなして祈る事です。家族の救いのために祈ることはあなたに与えられている一番大切な役目です。そして、それをお手伝いすることが私の使命だと思っています。
特にクリスマスの時期は、一般の新聞やテレビでもイエス・キリストがテーマとして取り上げられ、話し合われる機会が多くなります。ですから、信じていない人でも、イエス・キリストのことを話題にしやすい時です。
確かに、多くの人々はクリスマスの本当の意味を知らないまま派手なお祝いをしているのかも知れません。ですから、「実はクリスマスにはこんなにすばらしい意味があるのですよ」と知らせてあげたくなります。クリスマスの時期は人々が知らず知らずのうちに人類の救い主に向けて心を開きかけている時です。あなたが長い間祈ってきた、まだ救われていない愛する人々や家族が救われるチャンスです。しかし、無理に「今イエス・キリストを信じなさい」と言えば反発を受けるかもしれない、と心配している方もおられます。救われてほしい気持は山ほどあるのに、何もできないむなしさを感じている方もおられるかも知れません。
どうか心配しないでください。人を救うのは神のなさることで、私たちの仕事ではありません。私たちのすべきことは、私たちの切なる願いを言い表して神に申し上げることです。
あなたのご家族の中で、まだ救いを受けていない愛する人々の名前を書いてお送りください。お名前は数名に絞ってお書きください。そして、そのために心を集中して祈りましょう。
どうか一度名前を書くだけで終わりにしないでください。その人たちが救われるまで祈りを絶やさない決意で祈り始め、祈り続けましょう。そのような切実な祈りを神は聞いてくださいます。
私の教会の方で長年夫の救いのために祈り続けていた方がおられます。その方のご主人が12月1日の日曜日にイエス・キリストを信じて救われました。長年祈ってこられたその方の喜びはとても言葉では表せないものでした。まわりの私たちにもその喜びが伝わってきました。
どうかあなたも希望をもってお祈りください。「今年こそはその方たちが救われる」と信じて、一人一人の名前をあげて、とりなしの祈りを注ぎましょう。
またわたしは、あなたがたがわたしの名によって求めることは何でも、それをしましょう。父が子によって栄光をお受けになるためです。(ヨハネ14章13節)
あなたがたは今まで、何もわたしの名によって求めたことはありません。求めなさい。そうすれば受けるのです。それはあなたがたの喜びが満ち満ちたものとなるためです。(16章24節)
メリー・クリスマス!
あなたは愛されています。
レックス・ハンバード世界宣教団
日本主事 桜井 剛